Webデザインに限らず、デザインをしてみると「自分ってこんなにセンスがなかったけ…。」という気持ちにさせられてしまうことってありますよね。
Webデザインを副業や職業としていこうと考えている人には、なんとかしなくてはいけない重要な問題だと思います。
では、そもそもセンスって何なんでしょうか。よいデザイン、悪いデザインその基準って何でしょうか。
センスが何なのか、答えられる人ってかなり限られてくるんじゃないかと思います。
しっかりと明確にした上で、センスの磨き方を身につけていきましょう!
この記事は下記のような方に向けて書かれています。
- Webデザインに挑戦!けど、何だかデザインがダサい。
- もっと、よいデザインが作れるようになりたい!
- デザインのセンスがありません…。
目次
センスについて考える
そもそも、デザインにおけるセンスとは何なのか。これについて考えてみましょう。
多くの人がセンスとは生まれ持った感覚的な才能と思っているのではないのでしょうか。
どうやらデザインにおいてのセンスとは「生まれ持った才能」ではないようです。
センスとは身体能力のようなもので、筋トレと同様に毎日鍛えることで、センスを磨いていくことが可能です。
そして磨いたセンスを使いこなせるかどうかというのが、「センスがいい」「センスが悪い」につながってきます。
デザインにおけるセンスとは、「知識の集大成」であり、その知識をもとにした予測なのです。
センスとは知識にもとづく予測
では、センスとは知識とはどういうことなのか詳しくみていきましょう。
デザインには、技法というものが存在します。
例えば、レイアウトであれば「集中」「拡散」「分割「整列」など配置するものの場所や距離感など、ある程度法則性のあるものが受け入れられやすくなっています。
また、配色であれば「同系色」「捕色」などカラーリングに関しても法則性があるのです。
これらの知識を知っている人が作ったデザインと知識が何もない状態の人が作ったデザイン、どちらのデザインがセンスがあると言われるでしょうか。
センスがよいと言われるデザインを作るには、もちろん上記のような技術をたくさん知っていた方がいいのは事実です。
普通を知ろう
「センスのよいデザイン」と「センスの悪いデザイン」を判断するためにも、まずは「普通のデザイン」基準点となる境目を知る必要があるのではないでしょうか。
「普通のデザイン」ができるようになるということではなく、「普通のデザイン」を知ることで「普通よりいいデザイン」「普通より悪いデザイン」の判断ができるようになります。
普通という基準点を知ることで、さまざまなデザインを見たときの良し悪しが区別できるようにります。
センスを磨く上では、普通という基準点を知るということが、とても大切なのです。
よいデザインには最低限のルールがある
よいデザインといわれるデザインには、最低限のルールが存在しています。
例えば、上記でも紹介したレイアウトの法則などです。
最低限のルールや法則については、また別の機会があれば紹介したいと思います。
参考書としては、下記の本がおすすめです。
デザインの基礎から、初心者向けにわかりやすく紹介されているので、初めて手にする参考書にぴったりです。
最低限のルールを知識として蓄えてから、センスを磨くことができるようになります。
デザインのセンスを磨く方法
最低限のルールを身につけることができたら、さっそくセンスを磨いていきましょう!
方法1:ターゲットの特性を掘り下げる
デザインを作成する上で、誰に向けたデザインなのかということを意識することが大切です。
誰に向けたデザインなのかを明確にすることができたら、そのターゲットの好みをあげてみます。
例えば、40代男性の多くが好きな色は青色です。
なぜ青色が好きなのか、さらに掘り下げていきましょう。
よく着ている服の色が青色ばかりだからなど、理由があるはずです。
では、ターゲットが好む青色を使用すれば良いのかというと、そうではありません。
デザインするものによっては、青色を使用するのが全く合わない場合があります。
そういったときに、さらに深掘りした「よく着ている服の色が青色ばかり」という情報が役に立ちます。
よく着ている青色の服以外に他の色の服はないのか考えてみましょう。「茶色」がありました。
「茶色」であれば、デザインするものにも合っている。
こうしたアウトプットをすることでセンスを磨くことができるのです。
普段からデザインをする前に意識してみることで、磨いていきましょう。
方法2:好き嫌いではなく、例をあげる
他のデザインを見るときは、自分の好き嫌いでデザインの良し悪しを判断しないようにしましょう。
上記していますが、自分のセンスというものは自分の知識の集大成です。
自分の勉強した知識のみでデザインを判断しているので、本当に良いものかどうかというのは、自分では判断できないのです。
客観的にデザインを見るためにも、「誰が」「どんなときに」「どんな場所で使うのか」ということを考えてみましょう。
この3つを意識して、デザインを見ることでデザインを客観的にみることができます。
方法3:思い込みの枠を外す
センスを磨くのに、思い込みが邪魔をする場合があります。
このデザインはこうじゃなくちゃといった思い込みを無意識にしてしまっているので、思い込みの枠を外してあげる必要があるのです。
思い込みの枠を外す方法は、簡単です。「いつもと違うこと」をしてみることです。
いつもは読まないジャンルの本を読んでみるなど、自分の環境を変えることで、自分の思い込みの枠組みも変わってきます。センスの多様性を育てることができるのです。
まとめ | センスは知識からはじまる
実際にデザインをしてみると、デザインってこんなに難しいんだと戸惑ってしまうかもしれません。
デザインのセンスを磨いていくというのは、Webデザインを行う上では重要になってきます。
上記されているデザインを磨く方法は、「センスは知識からはじまる」という本で紹介されています。「くまモン」のキャラクターデザインを手掛けたデザイナーの水野 学氏の著書です。
この記事で紹介されている方法は、ほんの一部であり、簡単な紹介となっています。
もっと詳しく知りたい方は、この本を読むことをおすすめします。
水野氏の考え方など、トップレベルのデザイナーの考え方や意識の仕方が書かれているの参考にしてみてください。